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△ [25a-E201-10] 有限温度におけるスピントルク発振器のエコーステート・プロパティ
キーワード:スピントロニクス
我々は、有限温度におけるスピントルク発振器を用いたレザバー計算について理論的な解析を行なった。物理系を用いた計算手法では、計算結果の再現性を保証するために物理状態の初期状態に対する依存性が消失する性質(Echo State Property, ESP)が成立する必要がある。我々は、低温で共通入力が強い場合にESPの実現性が高いこと、時間発展とともにESPが成り立つ領域が大きくなることを発見した。