2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[25p-D214-1~17] 3.10 光量子物理・技術

2022年3月25日(金) 13:00 〜 17:30 D214 (D214)

小関 泰之(東大)、俵 毅彦(日大)

13:15 〜 13:30

[25p-D214-2] 差動位相シフト量子デジタル署名の提案

〇井上 恭1、本庄 利守2 (1.阪大工、2.NTT物性基礎研)

キーワード:量子デジタル署名、量子通信、差動位相シフト

デジタル署名は送信データが正規のものであることを証明する技術であり、そのために送信者は認証鍵を予め公開し、データ送信時に署名鍵を添付する。署名鍵と認証鍵が整合していれば正規のデータと認定される。そこでは認証鍵からは署名鍵が偽造されないことが要であり、量子デジタル署名(QDS)はこれを量子力学的に保障する。本発表では、従来よりも装置構成・鍵配布手順が簡便な、差動位相シフトQDSを提案する。