2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[25p-E203-1~17] 15.4 III-V族窒化物結晶

2022年3月25日(金) 13:30 〜 18:15 E203 (E203)

荒木 努(立命館大)、菊池 昭彦(上智大)、小田 将人(和歌山大)

13:45 〜 14:00

[25p-E203-2] AlN/Al0.5Ga0.5N ヘテロ界面へのスパッタ再成長高濃度縮退n+-GaNオーミックコンタクトの形成

〇(D)前田 亮太1、西川 祐人1、上野 耕平1、小林 篤1、藤岡 洋1 (1.東大生研)

キーワード:AlGaN、HEMT、スパッタリング

AlGaNに誘起される2DEGへの良好なオーミック接触の形成は困難である。今回我々はソース・ドレイン領域に高濃度縮退n型GaN(degenerate GaN: d-GaN)薄膜をスパッタエピ成長させたAlN/Al0.5Ga0.5N HEMT構造を作製した。2種類のTLMパターンを用いて、n+-GaNと2DEGとの接触抵抗を計算したところ0.22 Ωmmの値が得られた。これはAlGaN HEMTとしては極めて低い接触抵抗であり、スパッタ法により形成したd-GaN再成長コンタクトは、AlGaN を用いたデバイスの低抵抗化に有望であることが分かった。