[16a-E502-1~10] CS.3 3.10 フォトニック構造・現象、3.11 ナノ領域光科学･近接場光学、合同セッションMのコードシェアセッション

[16a-E502-4] フォノン共鳴波長近傍におけるパッシブ近接場計測モデル

〇佐久間 涼子¹、林 冠廷²、梶原 優介^2,3 (1.東大工、2.東大生研、3.JSTさきがけ)

キーワード：走査型近接場顕微鏡、分光、熱励起エバネッセント波

物質表面上では電子振動や格子振動等のミクロなダイナミクスが起因し，熱励起エバネッセント波(波長8 – 20 μm)が発生している．近年，外部光源を用いないパッシブTHz近接場顕微鏡(s-SNOM)が開発され，熱励起エバネッセント波の高空間分解能計測を可能にした．本研究では，分光機構を付加したパッシブ分光s-SNOMを用いてGaNおよびAlN上の近接場計測を実施し，計測結果を用いてフォノン共鳴波長近傍におけるパッシブ散乱モデルを提案する．