2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.8 テラヘルツ全般(旧3.9)

[16p-A202-1~14] 3.8 テラヘルツ全般(旧3.9)

2023年3月16日(木) 13:00 〜 17:00 A202 (6号館)

有川 敬(京大)、縄田 耕二(東北工大)

15:45 〜 16:00

[16p-A202-10] バビネ相補型二重メタルメッシュ構造を持つテラヘルツバンドパスフィルタの入射角度依存性

〇(B)飯嶋 航大1、宮田 香清1、豊島 理彩1、田中 海翔1、大西 広2、正光 義則3、中岡 俊裕1、和田 武彦2 (1.上智大理工、2.宇宙航空研究開発機構、3.量子場計測システム国際拠点)

キーワード:バンドパスフィルタ、メタルメッシュ、サブ波長構造

赤外線天文学において、中間赤外線/テラヘルツ帯(1THz~10THz)の輝線観測は重要である。同周波数帯のバンドパスフィルタとしてよく用いられるメタルメッシュフィルタは、薄い金属膜で形成されるため物理的耐久性に課題がある。本研究グループはテラヘルツ帯で動作するロバストなバンドパスフィルタとして、バビネ相補型メタルメッシュ構造のフィルタを提案し、透過特性の評価を行った。天文学において重要な広視野観測ではフィルタへ斜めに入射する信号が存在する。今回は、本フィルタに光を斜めに入射したときの反射スペクトル測定とシミュレーションを行い、比較したので報告する。