[16p-D209-1~14] 11.1 基礎物性

[16p-D209-2] 低PbドープBi2223焼結体の作製と物性

〇佐藤 修平¹、元木 貴則¹、宮本 能伸¹、下山 淳一¹ (1.青山学院大学)

キーワード：超伝導、Bi2223、Pb

Bi2223相はT_cが約110 Kと最も高く、銀シース多芯長尺線材として送電ケーブルや超伝導磁石など広範な用途で既に実用化されている。しかし、Bi2223ではBiサイトに対して15%程度のPbドープが単相に近いBi2223の相生成に不可欠と考えられており、Pbドープ量を系統的に変えた場合のc軸配向焼結体の物性の変化は調べられた例がない。そこで、本研究では、低PbドープBi2223焼結体の作製および物性評価を通じて、Bi2223多結晶体粒界に及ぼす本質的なPbドープ効果の解明を目的とし、焼成時の温度、酸素分圧の精密制御により高品質な焼結体試料の作製を試み、それらの物性を調べた。