16:35 〜 16:50
[16p-E402-8] 極性植物分子の自発配向
キーワード:カフェ酸、仕事関数、有機デバイス
植物に普遍に存在するフェニルプロパノイドの中には、4Dを超える高極性の分子が存在する。本研究では、低環境負荷の有機デバイス開発のため、コーヒー酸(CfA)を電極修飾層に応用することを試みた。CfAを真空蒸着した電極の仕事関数は、その種類によらず0.5 eV程度増加した。これは、CfAのカテコール基が誘起した自発配向による。講演では、極性植物分子が巨大表面電位を示した結果についても紹介予定である。