[17a-D209-1~8] 11.1 基礎物性

△ [17a-D209-2] PLD 法で作製した FeSe/STO における完全反磁性の観測

〇(D)小林 友輝¹、中川 大輝¹、小川 浩生¹、鍋島 冬樹¹、前田 京剛¹ (1.東大院総合)

キーワード：鉄系超伝導体、薄膜、界面超伝導

鉄カルコゲナイド超伝導体FeSeはSrTiO3 (STO)基板上で単層にすると界面効果によって超伝導転移温度が大幅に上昇することで注目されている.我々はこれまでPLD法による界面超伝導の実現に取り組んできており，膜厚 2 nm 以上の試料で超伝導増強の実現に成功した．しかしさらなる特性向上のためには反磁性磁化率の測定を行い，不均一性などを評価する必要があった．そこで，本研究では相互インダクタンス法を用いてFeSe/STO薄膜の超伝導特性を調べた．