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[17p-A403-14] TiOx/SiOy/結晶Siヘテロ構造におけるAl成膜後のパッシベーション性能に及ぼすLiF層の効果
キーワード:太陽電池、酸化チタン
高性能・低コストの結晶シリコン(c-Si)ヘテロ接合型太陽電池の実現に向けて、原子層堆積(ALD)法により成膜した酸化チタン(TiOx)をキャリア選択層として用いることが注目されているが、TiOx上にアルミニウム(Al)電極を形成することでc-Siのパッシベーション性能が大幅に低下するという課題がある。これは、TiOx/Al界面での酸化還元反応によるAl酸化物の形成やAlのTiOxやSiへの拡散などが考えられるが、その詳細については明らかになっていない。また、パッシベーション性能低下を抑制する手法としてTiOxとAlの間に極薄のフッ化リチウム(LiF)層の導入があるが、LiF層によるパッシベーション機構に関する研究は十分とはいえず、更なる調査が必要である。よって本研究ではLiFとTiOxを様々な順番で成膜した後Al電極を形成することで、Al成膜によるパッシベーション性能への影響を検討した。