[17p-D519-1~10] 6.6 プローブ顕微鏡

[17p-D519-4] 集束ヘリウムイオンビームによるグラフェンナノギアの作製

〇櫻井 亮¹、永野 聖子²、ヨアキム クリスチャン^1,3 (1.物材機構 MANA、2.物材機構 共用部門、3.CEMES-CNRS)

キーワード：分子機械、集束ヘリウムイオンビーム、グラフェン

ナノギアを組み合わせて分子機械（molecular machinery)を試料表面に作製し、回転が伝達する過程を計測して、ナノスケールの世界で起こる回転に伴うエネルギーの移動・散逸に関するメカニズムを理論と実験の両面から解明する研究を続けている。ヘリウムイオン顕微鏡の収束ヘリウムイオンビームによるグラフェンシート削り出しの条件を系統的に調べ、25 nm程度の直径を持つナノギアの削り出しに成功した。分子機械作製の進捗状況についても報告する。