2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » withコロナ時代に資するMEMS・微細加工技術の動向と展望

[17p-E502-1~9] withコロナ時代に資するMEMS・微細加工技術の動向と展望

2023年3月17日(金) 13:30 〜 17:00 E502 (12号館)

後藤 正英(NHK技研)、竹下 俊弘(産総研)、島村 俊重(NTT)

15:25 〜 15:55

[17p-E502-6] 微細加工を利用したウイルスセンシング

芦葉 裕樹1 (1.産総研)

キーワード:ウイルスセンサ、機械振動子、デジタルイムノアッセイ

コロナ禍を契機に、ウイルスセンシングの重要性は広く一般にも認知されるところとなった。イムノクロマトグラフィの原理に基づく簡易検査キットによる抗原検査、およびポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法による核酸検査は、標準的なウイルス検査手法として実施されている。一方、これらの手法に対してより迅速に、より高感度にウイルス検出を行うための検出法の研究開発が世界中で行われている。本講演では微細加工を利用したウイルスセンシングに注目し、コロナ禍以前も含めた研究開発動向、および筆者らのグループで開発したデジタル検出法につき紹介する。