2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.1 光学基礎・光学新領域(旧3.2「材料・機器光学」と統合)

[18a-A201-1~8] 3.1 光学基礎・光学新領域(旧3.2「材料・機器光学」と統合)

2023年3月18日(土) 09:30 〜 11:30 A201 (6号館)

熊本 康昭(阪大)

10:45 〜 11:00

[18a-A201-6] 軌道角運動量を持つ光渦に対するナノ構造のキラル光学応答

〇(M2)宇都 隆宏1、呉 安安1、志村 努1、田中 嘉人1 (1.東大生研)

キーワード:光渦、軌道角運動量、キラリティ

近年、従来のスピン角運動量を持つ光(円偏光)に加えて、軌道角運動量を持つ光渦とキラル物質の相互作用が、基礎物理と応用の双方の観点から注目を集めている。我々は、キラル物質を模倣してデザインされた金属ナノ構造を用いて、直線偏光した左右光渦に対する吸収スペクトルの差(ヘリカル二色性)と、この二色性が四重極子モードの混成に起因することを数値シミュレーションと実験から見出した。本講演ではその成果を紹介する。