日本畜産学会第126回大会

ご挨拶

 

大会長: 佐野 宏明

 来たる9月17―20日、日本畜産学会第126回大会が岩手大学農学部を会場として開催されます。岩手県は「南部曲り家」や「チャグチャグ馬コ」で知られるように古くから家畜が身近な存在であり、畜産は県の農業産出額の約6割を占める重要な産業であります。また、盛岡市は城下町の風情が残り、秋になると市中心部を流れる中津川に鮭が遡上するなど、自然豊かな落ち着きのある都市です。
 会場の岩手大学農学部は盛岡駅から徒歩で約20分の距離にあり、東北地方における冷害克服、食糧安定供給のための技術革新や人材育成を理念として1902年に設立された盛岡高等農林学校をルーツとしています。キャンパス内の植物園には重要文化財の農業教育資料館(旧盛岡高等農林学校本館)などが残り、市民の憩いの場にもなっています。
 9月中旬は夏の暑さが和らぎ、厳しい冬を迎える前の清々しい季節になります。27年ぶりの日本畜産学会大会の開催ですので何かと不手際もあろうかと存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。