The 128th Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

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ポスター発表

5. 畜産物利用

5. Animal products technology

[P5-13] COVID-19流行開始前後における一般消費者の豚肉および牛肉喫食頻度の違い

〇Keisuke Sasaki1, Shota Ishida1, Genya Watanabe1, Michiyo Motoyama1, Shogo Matsunaga2, Nozomi Oka3, Hideyuki Omori1, Tatsuro Hagi1, Miho Kobayashi1, Masaru Nomura1, Tomoyo Kubota4, Fumika Homma4, YUri Yoshida4, Naoaki Obana4, Toshiaki Okumura4, Kazunori Matsumoto4, Ikuyo Nakajima1 (1.Inst. Livestock Grassland Sci., NARO, 2.Nagasaki Agric. Forest. Tech. Dev. Center, 3.Miyagi Pref. Livestock Exp. Sta., 4.Natl. Livetock Breeding Center)

【目的】COVID-19の流行は消費者の消費行動に多大な影響を及ぼしていると考えられ、今後の国産食肉の生産・販売の戦略立案においては、COVID-19流行が食肉消費行動に及ぼした影響を詳細に理解する必要がある。今回演者らは豚肉および牛肉について、一般消費者に対するアンケート調査を行い、COVID-19流行開始前後における豚肉および牛肉の喫食頻度の違いを調べたので報告する。【方法】2020年11月実施の豚肉の消費者型官能評価(実験1)、および12月実施の牛肉の消費者型官能評価(実験2)において、付帯アンケートとしてCOVID-19流行開始以前および以降における豚肉(実験1)および牛肉(実験2)の喫食頻度をたずねた。データは時期(COVID-19流行開始以前もしくは以降)、被験者の年齢層および性別を主効果とし、累積ロジットをリンク関数とした一般化線型モデル分析に供した。【結果】COVID-19流行開始前後で豚肉および牛肉のいずれとも自宅で喫食する頻度に差は認められなかった(P>0.05)が、外食で喫食する頻度は有意に低下した(P<0.05)。COVID-19の流行開始は食肉の消費においては外食での喫食頻度に影響を及ぼしたと考えられた。