The 129th Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

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口頭発表

6. Management・Environment

管理・環境、畜産経営

Wed. Sep 15, 2021 9:00 AM - 11:30 AM 管理・環境、畜産経営、動物福祉 (オンライン)

Chairperson:Kenji Nekomoto

[VI-15-01] 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴う飼い主の生活変化がイヌの行動に与える影響

*MIN YU LUO1 (1. Nihon UniversityCollege of Bioresource Sciences)

【目的】COVID-19感染拡大抑制に伴い、2020年春から人の生活が大きく変わった。このことは、家庭で飼育されているイヌの日常にも少なからず影響を与えた。そこで、外出自粛宣言発出前後の飼主と家庭飼育動物のライフスタイルに与えた影響に着目し、アンケート調査を実施する。【方法】Web調査対象は、家庭内でイヌを単頭飼育している成人とした。アンケートは回答者情報(性別、年代など)、犬情報(性別、種類など)、飼育場所、外出自粛前後における犬の留守番時間、日常生活、行動など20項目で構成されていた。【結果】有効回答47(98%)のうち、在宅時間「長くなった」は「変わらない」、「短くなった」よりも有意に多かった(x²=6.708,p<0.05)。イヌ留守番は、外出自粛前「1日あたり6時間以上10時間未満(32%)」、「週4日以上(59%)」が多かったが、外出自粛中では「0分以上30分未満(40%)」、「週4日以下(80%)」が多く、留守番時間ならびに留守番日数の減少が認められた。自粛期間中「家族と一緒に遊ぶ時間」、「回数」そして「体重」が増加したが、「日中の睡眠時間」、「尻尾追い・同じ場所をぐるぐる回る」に減少傾向が認められた。飼主とイヌのライフスタイルには関係性が認められ、それは多方面に影響を与えていることが示唆された。今後も、継続した調査を行い、これら関係について探求する。