The 131st Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

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口頭発表

4. 形態・生理

形態・生理

Wed. Sep 20, 2023 9:00 AM - 11:40 AM Venue 7 (Lecture Room 21 and 22)

Chairperson: Yutaka Suzuki, Tomonori Nochi, Wataru Mizunoya, Koichi Ojima

10:20 AM - 10:30 AM

[VII-20-09] 筋幹細胞で発現するnetrin受容体の筋分化への関与

*Takahiro Maeno1, Youhei Ogawa1, Koichi Ojima2, Mako Nakamura3, Ryuichi Tatsumi3, Takahiro Suzuki3 (1. Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu Univ., 2. NARO, 3. Research Faculty of Agriculture, Graduate School of Agriculture, Kyushu Univ.)

【目的】我々は、筋幹細胞が分化、融合して新生筋線維(筋管)を形成する過程で、分泌因子であるnetrin-1やnetrin-4を合成し、自律的に筋管形成や筋線維型(遅筋、速筋)を制御することを明らかにした。しかし、詳細な制御機構は不明である。本研究では、netrin受容体が筋幹細胞に発現するか、そして筋管形成に関与するかを検証した。【方法】C57BL/6成熟雄マウス骨格筋から単離した筋幹細胞の培養系を用いて、分化誘導後のnetrin受容体(DCC, neogenin, Unc5A, Unc5B, Unc5C, Unc5D)の発現パターンを調べた。次に、各受容体がnetrin-1, -4に結合することをELISA様アッセイによって検証した。続いて、筋幹細胞の分化誘導時に、各受容体のcDNAコンストラクトを導入することで過剰発現を促した。その際に、筋管形成能を評価した。【結果】筋幹細胞で、neogenin, Unc5A-Cの発現を確認した。いずれの受容体も遅筋由来の筋幹細胞に比べ、速筋由来の細胞での発現量が高かった。また、各受容体がnetrin-1,-4と結合することを確認した。さらに、各受容体の過剰発現によって筋管形成が促進されることを捉えた。以上より、筋幹細胞におけるnetrin受容体候補を特定でき、それらがnetrinに結合して筋分化に寄与することを明らかにした。