The 131st Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

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口頭発表

6. 管理・環境

管理・環境・動物介在・畜産経営

Wed. Sep 20, 2023 1:00 PM - 3:10 PM Venue 10 (Lecture Room 34)

Chairperson: Akihiro Matsuura, Takeshi Yasue, Shimizuike Yoshiharu, Hiroyuki Hirooka

1:20 PM - 1:30 PM

[X-20-19] 繁殖牝馬における発汗量を用いた分娩兆候のモニタリング

*Akira Matsui1, Youhei Iwamoto1 (1. Japan Racing Association, Hidaka Training Research Center)

【背景】 高額であるサラブレッドの安全な分娩のため、管理者がお産に立ち会うことは必須となっている。生産現場では、分娩に迅速に対応するため、分娩直前の兆候を知るための技術開発が期待されている。分娩直前に繁殖牝馬が発汗することは知られているが、今回、発汗量による分娩兆候予知について検討した。 【方法】 分娩直前の繁殖牝馬延べ35頭について、おおむね分娩予定日の1週間前から馬房内にて、発汗センサーにより殿部の発汗量を測定した。分娩後に、各馬のデータを回顧的に解析し、リアルタイムの分娩兆候の判定に適正な条件の検索を実施した。 【結果】 非分娩時の平均発汗量は、収牧後から直的に緩やかな減少がみられた。一方、分娩時には破水時を0分としたとき、発汗量は破水の約40分前から上昇を開始し、その後、分娩まで急激な増加がみられた。最適な分娩兆候の判定条件を設定したとき、分娩時の90%以上において発汗量により兆候の判定が可能であった。分娩時において、兆候ありの判定が得られた平均のタイミングは、破水の11分前および分娩の32分前であった。 【考察】 以上の結果より、設定した条件で判定することにより、発汗量による分娩予兆の検知が可能であることがわかった。今後、発汗量による分娩予兆のモニタリングシステムの構築を検討すると同時に、測定を継続し、兆候の判定条件の適性の確認および修正を実施する。