日本畜産学会第131回大会

講演情報

口頭発表

6. 管理・環境

管理・環境・動物介在・畜産経営

2023年9月20日(水) 13:00 〜 15:10 第X会場 (34番講義室)

座長:松浦 晶央(北里大学)、安江 健(茨城大学)、清水池 義治、廣岡 博之(京大院農)

13:30 〜 13:40

[X-20-20] 高校生を対象としたウマ介在療法の精神的効果

*平野 伊吹1、直井 駿1、笹尾 はな1,2,3、明石 哲4、小林 忍4、中西 信吾4、松浦 晶央1 (1. 北里大院獣、2. 花クリニック、3. 十和田第一病院、4. 北海道静内農業高)

【目的】ウマ介在療法は人の健康面に有益な作用をもたらすが、成人を対象とする研究がほとんどであるため、高校生を対象にウマ介在療法を行い、主に精神的効果を評価した。【方法】被験者を高校生23名とし、供試動物をその高校で飼育されている乗用馬4頭とした。処理群は乗馬運動、対照群は歩行運動をそれぞれ20分間行い、運動の前、直後、および30分後に心拍変動の測定と唾液採取を、運動前と30分後に心理テストPOMS2を行った。また、乗馬運動をA:曳き馬常歩 B:独力常歩 C:独力速歩の3グループに分けた。運動と時間を要因として反復測定二元配置分散分析を行った。【結果】心拍変動解析では、全被験者HF補正値、AグループHFが乗馬でのみ直後が前より高かった(P<0.01)。全被験者LF/HFは乗馬で直後が前より低かった(P<0.05)。AグループLF/HFは運動の主効果のみ有意であり、歩行は乗馬よりも高かった(P<0.05)。LF補正値は乗馬で直後が前より低かった(P<0.01)。唾液中コルチゾール濃度は、全23名の運動前よりも30分後に低下した(P<0.01)。POMS2では、全被験者、AグループのVA(活気-活力)は乗馬時のみ前より30分後に高かった(P<0.05)。