令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(地震応答解析,強震動予測,地盤振動,地盤液状化,断層変位,災害調査・解析,地震・津波防災)

強震動・断層変位

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 CS-1 (幸町南6号館 第2講義室)

座長:古川 愛子(京都大学)

[CS12-23] 強度にばらつきを持つ分岐断層の破壊方向に関するXFEMシミュレーション

*山下 大輝1、後藤 浩之1、澤田 純男1 (1. 京都大学防災研究所)

キーワード:拡張有限要素法、分岐断層、クラック先端、重ねあわせ、破壊方向

分岐断層の破壊進展方向に関して拡張有限要素法(XFEM)を用いた動的解析を行った。入力地震動は構造物の動的応答解析を行う上で必要であり,近年は耐震設計においても導入が進められている.入力地震動の設定にあたっては想定する地震の断層破壊プロセスを何らかの方法で仮定する必要があるが,断層の破壊方向については中田ら(1998)により提案された方法が参照されてきた.しかし、平成28年熊本地震では分岐側からの破壊が確認された。分岐断層のメカニズムを明らかにするため、分岐断層のより簡単な表現方法を提案した。数値解析は強度にばらつきを持たせた断層に応力場の回転をランダムで与えて行った。

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