[CS12-32] 平成30年北海道胆振東部地震の路面下空洞発生傾向と陥没予防手法の提案
キーワード:平成30年北海道胆振東部地震、道路陥没、予防対策、路面下空洞、発生傾向
平成30年北海道胆振東部地震で発生した甚大な被害の一つとして道路機能を損なう道路陥没が生じた。北海道の直轄国道における災害対応の一環として、当社は被災地域で路面下空洞緊急調査を実施した。調査結果と同地域での過年度調査結果を用いて空洞発生傾向を分析した結果、(1)発生頻度は震度に比例して大きくなった(2)陥没の危険性の高い空洞が増加した(3)地震が誘因となり空洞上部の崩壊が発生した という傾向が見られた。被災地域の陥没予防手法として、将来的な空洞の発生・拡大可能性を考慮した長期的モニタリングを提案した。また、平時からの空洞データおよび空洞発生要因の整理が災害への備えとなったという知見が得られた。
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