リモートセンシングとネットワーク防災

[CS12-83] Basic examination for update of damage prediction result of gas conduit based on leak report at the time of earthquake

*河村 祥彰¹、丸山 喜久¹、水上 清二²、田村 健² (1. 千葉大学、2. 東京ガス株式会社)

Keywords:The 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake, Gas conduct, Gas leak by the telephone notification, Forecast update

2011年東北地方太平洋沖地震では，東京ガスの供給エリアで低圧ガス導管に被害が発生した．東京ガスでは，防災システムSUPREMEを導入しており， SIセンサーによる地震動情報を用いてガス導管の被害推定を行っている．この防災システムは発災直後の災害対応体制を確立するのに有用だが，被害予測の精度が悪い場合は，災害対応に遅れが生じ混乱を助長してしまうことも懸念される．そこで本研究では，地震発生直後に東京ガスに電話で寄せられる漏洩通報情報に基づき，被害予測結果を更新する手法を構築することを目的とする．通報が充分にあるブロックでは適切に被害予測結果が更新され，実際の被害数を精度良く再現することがわかった．