新設および大規模改修時における橋梁計画 (3)

[CS3-23] Long term monitoring of the PC bridge using ambient vibration

*ヘン サルピソット¹、前原 直樹²、内堀 裕之¹、永元 直樹¹ (1. 三井住友建設株式会社、2. 西日本高速道路株式会社)

Keywords:Bridge long term monitoring, Ambient vibration, Bridge dynamic properties estimation, Change with time in eigenfrequency

橋梁などの道路構造物において，特に緊急輸送道路を確保するためには，地震直後に損傷が有無をすぐに把握し，使用可否の判定を迅速に行うことが急務である．しかし，大地震発生時には，多数の構造物は同時にその被害を受けることから，限られた技術者による点検には多大な時間と労力を費やすことになる．そこで，著者らは長大橋梁を対象に，常に構造状態の自動判定が可能としたヘルスモニタリングシステムの開発を開始し，データの蓄積やシステムの検証を重ねてきた．本論文では，約2年間の常時微振動計測を実施したPC橋梁における振動特性の推定結果について報告する．