令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (2)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 CS-2 (幸町南6号館 第3講義室)

座長:福士 直子(国際航業)

[CS9-13] 加速度計を用いた自治体橋梁のたわみ評価に関する研究

*中津井 邦喜1、松山 公年1、園田 崇博1、植野 芳彦2、杉谷 真司2 (1. 日本工営株式会社、2. 富山市)

キーワード:加速度、たわみ、自治体橋梁、維持管理、FEM解析

対策優先順位の決定,供用制限の判断など,橋梁トリアージを行うために,定量的なデータをもとに橋梁の耐力を評価することが重要である.そこで,たわみに着目した耐力評価手法を検討し,実装を進めている.載荷車両が橋梁を通過した際の振動から橋梁のたわみを算出し,定量データの取得を試みた.105橋で計測を行った結果によると,加速度データを用いて算出した「たわみ」は,橋梁の種類により特徴が異なり,総幅員の違いの影響を受ける.また,FEM解析の結果,損傷よりも支持条件の違いがたわみに与える影響が大きい可能性を示した.今後,自治体橋梁への社会実装へ向け,効率的な耐力評価手法の確立へ向けた検討を進める予定である.

講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード