令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (5)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 CS-3 (幸町南6号館 第4講義室)

座長:澤田 純之(安藤・間)

[CS9-38] 橋梁部材の温度環境を利用したエネルギーハーベスティングの提案

*小森 誠太1、竹谷 晃一2、入江 美月3、佐々木 栄一3 (1. 山梨大学、2. 山梨大学大学院、3. 東京工業大学)

キーワード:橋梁、エネルギーハーべスティング、熱電発電、温度環境、床板

熱電発電は素子の両面に温度差に応じて起電力が発生するゼーベック効果を利用するものであり,工場の排熱などを利用した環境発電が注目されている.本研究では橋梁部材の温度と外気温の温度差を利用した熱電発電の基礎的な検討として,実橋梁において部材温度と気温の計測と分析を行った.その上で,熱電発電素子の発電特性を実験的に把握して定式化することで,計測した温度差から発電可能なエネルギーの推定を行った.その結果,RC床板は熱容量が大きく,気温との温度差が持続されるため発電に有利と考えられる.実橋梁で計測した温度差から発電可能なエネルギーを推定した結果,日平均で数十mWhが得られる可能性を示した.

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