[I-118] 赤外線サーモグラフィーによるコンクリート剥落危険予知
キーワード:赤外線サーモグラフィー、剥落、遠隔検知、コンクリート空隙検知
赤外線サーモグラフィによる剥落危険箇所の検知は,健全部と欠陥部表面の温度差により行われているが,検査時の条件で温度差が変化することから定量的な診断が難しかった.本研究では,空隙試験体の屋外計測結果を用いて欠陥深さを推定する方法を考案し,これを利用した剥落危険予知システムを構築した.欠陥深さの推定は空隙試験体の表面温度差の経時変化より,深さ推定曲線を作成し,これを検査時の温度条件(温度上昇率)で補正することで行った.また劣悪な温度条件下での見落としを防ぐため,熱画像の背景温度分布を推定し,これを用いて欠陥検知の高精度化を行った.実構造物に同システムを適用し検知精度を検証した.
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