[I-120] 腐食した鋼材表面における形状計測間隔の設定に関する研究
キーワード:腐食、形状計測、座標データ
腐食による板厚減耗が生じると構造物の耐荷力が低下するため,板厚計測を行い腐食状況を正確に把握する必要がある.ポータブル3Dスキャナーは物体形状を高密度の点群座標データとして計測可能であり,腐食形状計測が期待される.しかし,計測間隔が大きすぎる場合は誤差が増大し,小さすぎる場合はデータ処理に時間や労力を要するため,計測間隔の適切な設定が求められる.本研究では腐食形状を正弦波に見立て,計測間隔が形状計測の誤差に与える影響を推定するための基礎理論の検討を行なった.さらに,腐食鋼板を用いて形状計測で生じる誤差の推定値を満たす計測間隔の検証を行った結果,実際の計測誤差が推定値以内におさまる結果になった.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。