[I-195] 熱弾性応力計測に基づく溶接構造物の疲労き裂補修効果の検証
キーワード:赤外線サーモグラフィ、熱弾性応力計測、非破壊検査、疲労き裂、鋼橋梁、き裂進展性評価
経年化橋梁の安全性の維持には,構造物に発生した疲労損傷の検出および,その進展性を実働応力の計測に基づき評価することが必要である.熱弾性応力測定法では,動的載荷の下で計測された熱弾性効果による表面温度変動分布に基づき応力分布を計測することができる.本研究では,赤外線サーモグラフィを用いた熱弾性実働応力分布計測により,当て板補修による作用応力低減効果を確認した.熱弾性実働応力分布の計測結果に基づき応力拡大係数範囲を評価した.当て板補修によるき裂進展抑制効果を破壊力学に基づき定量評価できる可能性を示した.
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