令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

疲労 (2)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 I-3 (幸町北3号館 314講義室)

座長:判治 剛(名古屋大学)

[I-216] 車両荷重を受けた補強用コンクリートの鋼床版疲労に対する効果の確認

*喜多 雄士1、牧田 通1、小野 秀一2、渡辺 真至2 (1. 中日本高速道路㈱、2. 施工技術総合研究所)

キーワード:鋼床版、疲労、補強、有機繊維補強コンクリート、鋼繊維補強コンクリート、高剛性舗装

新名神高速道路新朝明川橋の鋼床版に繊維補強コンクリートを採用するにあたり,コンクリート舗装の試験施工により,疲労対策の効果を確認する各種試験を行った.本稿では高速道路建設中に土運搬車両(重量20t)が1 年弱で約4.2 万台通過しており,この土運搬車両がコンクリート舗装の補強効果と鋼床版-コンクリート舗装間の付着特性に及ぼす影響や,車両走行によってスタッドに生じるひずみについて検討した.温度変化によるひずみの増減は見られたものの,全ての試験ブロックで補強効果は維持されていた.また,鋼床版と舗装間の付着が有効に機能することで,スタッドにひずみが生じないことを確認できた.

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