令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

基礎の耐震 (1)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:黒田 武大(鹿島建設)

[I-218] 杭基礎における有効入力係数の増幅条件に関する検討

*押田 直之1、土井 達也1、山田 聖治1、室野 剛隆1、日野 篤志2 (1. 公益財団法人鉄道総合技術研究所、2. ジェイアール総研エンジニアリング)

キーワード:杭基礎、入力損失、有効入力係数、所要降伏震度スペクトル

鉄道構造物の耐震設計の実務で用いる静的解析法に,入力損失効果を考慮できる簡易評価法が提案されている.一方で,大型基礎などの場合,簡易評価法等を適用しても応答が低減するとは限らず,適用に注意が必要である.そこで本検討では,杭基礎における有効入力係数の増幅条件の確認を目的とし,杭基礎で支持されたラーメン高架橋を対象に杭径および杭長に関するパラメトリックスタディを実施し,有効入力係数が増幅する条件等について検討した.その結果,今回の検討条件においては,杭長20m以上かつ杭径2m以上の場合に,有効入力係数の最大値は1を超え,また,そのとき所要降伏震度スペクトルは増幅する傾向があることがわかった.

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