Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第I部門

港湾・盛土の耐震

Tue. Sep 3, 2019 8:40 AM - 10:10 AM I-2 (幸町北3号館 312講義室)

座長:一井 康二(関西大学)

[I-34] Earthquake response analysis on dealing with existing structures in a deepened sheet pile type quay wall

*堤 杏紗1、小濱 英司2、塩崎 禎郎3 (1. ニュージェック、2. 港湾空港技術研究所、3. 鋼管杭・鋼矢板技術協会)

Keywords:Harbor structure, improving method, sheet pile type quay wall, earthquake response analysis

既存の控え矢板式係船岸の前面に新設矢板を打設する港湾構造物の改良設計に着目し、解析時の既設構造物の取り扱いの違いによる地震応答解析結果への影響について検討を行った。一般的に多く採用されている新設構造物のみをモデル化したケースと既設構造物の建設と改良の施工過程を考慮したケースを比較した結果、天端の変位や曲げモーメントに大きな違いが見られた。本検討断面では新設のみを考慮した場合、岸壁法線の変位に関しては安全側の設計となることが確認できたが、曲げモーメントに関しては既設を考慮した場合の方が大きくなる部分も見られたため、鋼材の健全度に関しては一概に安全側の設計とは判断できないと言える。

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