令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(耐候性鋼)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:楊沐野(九州大学大学院)

[I-387] 凍結防止剤の影響を受けた耐候性鋼橋梁の事前調査を踏まえた補修計画の検討

*松本 洋明1、落部 圭史1、今井 篤実1、大屋 誠2、武邊 勝道2、広瀬 望2 (1. 日鉄防食株式会社、2. 松江工業高等専門学校)

キーワード:耐候性鋼橋梁、維持管理、補修設計、イオン透過抵抗法、素地調整

近年,維持管理費用抑制のため,耐候性鋼橋梁の建設が増加傾向にある.架橋前に腐食環境調査を実施し,適切に耐候性鋼橋梁を適用すれば,保護性さび状態を形成する.架橋後長期間の供用において,橋梁を構成する各種部材の機能低下により,耐候性鋼に生成したさびが異常さびに変化するケースも報告されている.異常さびが生じた場合の補修事例は少なく,その補修法の種類も少ないのが実情である.耐候性鋼橋梁の維持管理において,事前調査・補修設計・補修・経過観察を継続的に実施している事例は多くない.今回,異常さびが生じている既設耐候性鋼橋梁の事前調査結果を踏まえ,最適補修工法を選定するための補修計画を検討したので報告する.

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