継手 (2)

[I-421] Influence of Steel Strength on Load Carrying Capacity of High-Strength Bolted Frictional Joints Under Compression

*平尾 賢生¹、佐々木 栄一¹、田村 洋²、三ツ木 幸子³、北根 安雄⁴ (1. 東京工業大学、2. 横浜国立大学、3. iエンジニアリング、4. 京都大学)

Keywords:High-Strength Bolted Frictional Joint, Compression, Ratio of Design Slip Resistance to Design Yield Resistance, Homogeneous Joint, Hybrid Joint

鋼橋等で用いる高力ボルト摩擦接合継手は，母材及び添接板の強度や板厚構成など適用する鋼材強度が降伏，すべり等の耐荷性能に影響を与えるが，これまで主に引張荷重下での検討がなされており，圧縮荷重下での耐荷性能については未解明な点が多く残されている．本研究では，鋼材強度すなわち，母材と添接板の強度及び板厚構成を影響因子として着目し，それが高力ボルト摩擦接合継手の圧縮荷重下の耐荷性能へ与える影響を明らかにすることを目的とし，実験及び解析により検討を行った．実験において，1行2列の継手を対象に鋼材強度の違いによるすべりや降伏等への影響を明らかとし，解析では実験を再現し，継手の荷重伝達機構について検討した．