[I-54] PC下路桁橋の振動計測データを利用した健全度診断結果に対する考察
キーワード:実橋振動計測、固有値解析、PC下路桁橋、部分空間法、サーボ型加速度計、健全度診断
本稿は,竣工後58年経過したPC下路桁橋を対象とし,振動計測を実施した結果を整理したものである.本橋は安全性の観点から設計最大荷重(大型変圧器重量240tf)の通行を月1回と定められており,その際,桁への影響を検査することが義務付けられている.ここで,H30年度に130tfの大型変圧器を1ヶ月の中で3回運行させる必要が生じたことから,橋の経年劣化を懸念し,振動計測による検査を実施した.検査方法は,列車の走行前後で橋の振動特性を検出して比較する方法とした.計測の結果,列車走行前後の振動数の変化は僅かであり,橋の健全度に影響はないと判断された.
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