橋梁の耐震 (2)

[I-72] Pushover analysis of a very large truss bridge model using shell elements

*森本 優美¹、野中 哲也¹、奥村 徹²、吉野 廣一³ (1. 名古屋工業大学、2. 九州産業大学、3. (株)地震工学研究開発センター)

Keywords:Steel truss bridge, Large-scale analysis, Seismic analysis

東北地方太平洋沖地震以降，想定を上回る地震に対しても橋梁の耐震性能を確認することが求められている．レベル2地震動を超える地震動に対して，直ちに致命的な崩壊が生じないように，崩壊に対する抵抗性（ロバスト性やリダンダンシー）の確認を実施することが要求されている．橋梁全体の終局状態等を正確に評価するために，対象橋梁である3径間連続上路式鋼トラス橋の超大規模モデルに対して，接合部のモデル化の提示および初期不整（残量応力，初期たわみ）の導入方法の提示をした．また，スーパーコンピュータ「京」上で対象橋梁全体のPushover解析を行い，正常終了を確認した．