[I-86] 鋼製補剛箱形断面橋脚の延性き裂発生における簡易耐震照査法の精度向上に関する研究
キーワード:延性き裂、鋼製橋脚、補剛断面、はり要素
1995年兵庫県南部地震において,鋼製橋脚の基部や隅角部などのひずみ集中部に低サイクルおよび極低サイクル疲労により生じた脆性的な破壊が確認された.脆性的な破壊の第一段階である延性き裂発生の防止を目的とし,『2018年制定鋼・合成構造標準示方書[耐震設計編]』に無補剛箱形断面橋脚の基部に関するひずみ集中補正係数を適用した損傷度に基づく簡易耐震照査法が示されている.また,補剛箱形断面橋脚においては,文献1)にひずみ集中補正係数の一般式が提案されている.本研究では,板厚t=4~10mmの場合の一般式の精度向上を目的とし,新たに補剛箱形断面鋼製橋脚に適用するひずみ集中補正係数βの一般式の提案を行う.
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