[I-89] 断層近傍における地震時の地盤変状が連続曲線高架橋の地震時応答に及ぼす影響
キーワード：熊本地震、地震応答解析、動的解析、断層変位、橋梁、鋼桁
2016年の熊本地震では，地盤変状が橋梁構造物の損傷に影響を及ぼしたことが報告されている．本研究では，連続曲線高架橋を対象に，地震時の地盤変状が上部構造やそれを支持する支承の応答に及ぼす影響について検討を行った．橋軸方向の下部構造間の相対距離が狭まるように地震動を与えて解析を行ったところ，地盤変状によって支承の応答変位が増加することが分かった．また，上部構造が縦断勾配を有しているために，地盤変状に伴う地震力の作用高さの違いによって面内曲げモーメントの増加することが分かった．
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