令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

水圏の生態系

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 II-1 (幸町北3号館 323講義室)

座長:田代 喬(名古屋大学)

[II-01] 実河川における環境DNAを用いた底生動物の生物量評価方法の検討

*山口 皓平1、赤松 良久1、乾 隆帝2、後藤 益滋3、栗田 喜久4、河野 誉仁1 (1. 山口大学大学院 創成科学研究科、2. 福岡工業大学 社会環境学科、3. 日本工営中央研究所 総合技術開発第2部、4. 九州大学 農学研究院 資源生物科学部門)

キーワード:環境DNA、底生動物、ヒゲナガカワトビケラ、生物量評価、河川

水域生態系管理において近年注目されつつある環境DNA分析について,河川における生物量評価を目的とした研究は,魚類のような比較的大型の分類群を対象とした例が大半で,底生動物のような小型の分類群を対象とした例は少ない現状である.本研究では,島根県の1級河川である高津川においてヒゲナガカワトビケラを対象として,採集調査と採水調査をおこなう事で,環境DNA濃度と生物量との応答性の検討及び底生動物にとっての最適な採水位置に関する検討を実施した.その結果,全体的に生物量との応答性は低かったものの,瀬の下流側の表層で比較的高い相関が得られ,また,どの採水位置からも継続的に環境DNAの検出が確認された.

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