[II-146] Consideration of destruct condition by rapid flow
富山県東部を流れる黒部川の愛本床止工において,平成23年の出水により護床ブロックが激しく流出する被害が出た.この愛本床止工は,黒部川の治水において重要な構造物である.平成23年の被災のような低流量による護床ブロックの破壊条件は現在でも明らかにされていない.本研究では,急変流による護床ブロック群の破壊条件を明らかにするために,護床ブロック下流に勾配を設け,模型実験を行なった.実験の結果,最下流の護床ブロックの転倒は,ブロック直下流の勾配によらずブロックの鉛直方向の寸法以上の洗掘が発生した時に引き起こされることを明らかにした.また,設定した勾配によってブロック群の転倒列が異なることを明らかにした.
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