[II-148] 帯工袖部の侵食対策としての袋詰玉石工の構造・配置検討
キーワード:袋詰玉石工、土丹、侵食対策、構造、配置、固液混相流解析
多摩川では,土丹が露出する河岸の帯工袖部の侵食対策として設置した袋詰玉石工が,洪水により流出してしまう事例が生じている.本研究では,これらの課題に対して,袋詰玉石工の洪水流中の安定性を評価できる新しい数値解析法を構築した.現地調査と新しい袋詰玉石工の数値解析技術を活用し,袋詰玉石工の構造と配置の改良について検討した.検討結果より,袋詰玉石工の安定性を高める構造として,小さな袋で小分けした袋詰玉石工を大きな袋で包む構造が有効であることを示した.さらに,帯工を越流する高速流が減速する領域まで,袋詰玉石工を帯工から下流に一体的に設置することが重要であることを明らかにした.
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