[II-24] 水害防備林による洪水エネルギー減衰効率のスケーリング
キーワード:水害防備林、エネルギー減衰、洪水流、水理実験、スケーリング
今日では津波,高潮および洪水を減勢するためにハードな堤防建設が進んでいる.その一方で,水害防備林や防潮林のような自然樹木を利用した防御法は,景観的な特長をもつ.これらは伝統的な河川工法の一種で,全国各地に長い歴史をもつものが点在する.防備林の設置で重要なことは,十分な強度をもつ支持基盤,激しい水圧に耐えうる根幹および適切な配置パターン等の選定を検討することである.本研究では水理実験を用いる.前半はPIVによる流速計測を行い配置間隔と流体力の関係を後流剥離層の形成特性を明らかにする. 後半ではモデル樹木に作用する効力を実測し,効率的なエネルギー減衰を実現するための樹木配列に関する検討を行う.
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