[II-32] アンサンブル気象計算に基づく平成29 年7月九州北部豪雨に及ぼす計算領域設定および海面水温の影響評価
キーワード:領域気象モデル、線状降水帯、海水面温度、ひまわり8号
平成29年7月九州北部豪雨では,福岡県朝倉市等で最大24時間降水量の値が観測史上1位を更新する大雨となり死者 39 名,行方不明者4名の惨事となった.本研究は平成29年7月九州北部豪雨を対象とし,計算領域の設定および海面水温が豪雨形成に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする.領域気象モデルWRFを用い,第1領域,海面水温(SST),初期値・境界値を変えた30 メンバーのアンサンブル計算を行った.計算結果に及ぼす第一領域サイズの違いは顕著であり,高温・高湿帯を境界に含むような領域設定ほど降水の再現性が高かった.また,SSTにひまわり8号プロダクトを用いたケースにおいて再現性が高い傾向が確認された.
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