[II-39] 地上・レーダ・衛星雨量の降雨タイプ別相互比較
キーワード:降雨情報精度、衛星雨量、レーダ雨量
近年の豪雨による甚大な水害を踏まえ,空間的に降雨分布を把握することのできるレーダ雨量と衛生雨量の利用が増えている.本研究では,それらの降雨データの精度を検証するため,2015-2018年の全降雨イベントを4つの降雨タイプ(台風,前線性,局地的,層状性)に分類し,レーダ(XRAIN)及び衛星雨量(GSMaP)を地上雨量(AMeDAS)と比較している.全体として,GSMaPはXRAINと比較して精度が低く,その傾向はとりわけ局地的降雨で顕著であった.XRAINは台風の事例でやや過小評価しており,豪雨中に電波が減衰していた可能性がある.
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