令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

津波・高潮 (1)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:奥村 与志弘(関西大学)

[II-57] 地すべり起因の津波に対する三次元津波漂流物解析手法の適用性検証

*浦上 佳太1、米山 望2 (1. 京都大学大学院工学研究科、2. 京都大学防災研究所)

キーワード:津波、地すべり、数値解析

津波はごく稀に地すべりによって発生することが知られているが,地震性津波と比べて非常に発生頻度が低く,実態はあまり明らかになっていない.その一方,発生する津波が局所的に大きくなることで被害が増大させることが知られており,地すべり起因の津波を正確に評価する手法の構築が求められる.そこで本研究では,三次元津波漂流物挙動解析手法を応用して,地すべり津波の再現を試みた.具体的には,藤井らによる既往の水理模型実験の再現計算を行い,解析結果と実験結果の比較・考察を行った.解析の結果,津波の水位変動,周期及び波形が実験結果と概ね一致し,本解析手法が実現象を概ね正確に再現できることを確認できた.

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