[II-63] ドライ条件下における河川津波によるシェル構造ゲートの浮き上がりに関する実験的検討
キーワード:河川遡上津波、シェル構造ゲート、水理模型実験、波圧
先の東日本大震災では,河川遡上津波により,シェル構造ゲートが浮き上がり,一時操作不能になる等の被災を受けた。ゲートが操作不能になると,洪水の流下能力の障害になる等の問題が生じるため,ゲートに作用する津波波圧を解明する必要がある。ゲート下流水位が存在する条件下における,津波波力については明らかにされているが,下流がドライの条件下での波力は不明である。本研究では,水理模型実験により,下流が水位が殆ど無い(ドライ)条件下でのシェルゲートへの鉛直荷重を検討し,陸上遡上津波の推定式である榊山の式と比較した。その結果,実験から算出した鉛直荷重は榊山の式よりも大きくなることが明らかになった。
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