[II-74] 海岸侵食による被害を受けた鉄道橋りょうの健全度評価
キーワード:海岸侵食、表層崩壊、衝撃振動試験、直接基礎
近年,海岸侵食による砂浜の流出により,海岸沿いに建設された構造物の洗堀被害などが問題となっている.1924年に房総半島の太平洋沿岸に建設された内房線山生(やもめ)橋りょうは,長年の波浪による侵食から橋脚基礎を保護するため,古くから波返し工による侵食対策が施されてきた.その結果,建設から約94年経過した現在でも橋りょうの安全が確保されている.一方,2018年に発生した台風に伴う波浪と降雨により一部の橋脚周辺において,斜面の表層崩壊が発生した.本稿では,これまで山生橋りょうで実施された侵食対策および,2018年に発生した台風災害に伴う表層崩壊の原因と健全度評価について報告する.
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