[III-09] 斜杭により増し杭された群杭基礎の水平力学挙動に関する数値解析的検討
キーワード：杭基礎、群杭、増し杭工法、斜杭、有限要素法
既往の大地震による構造物被害を受け，現在の日本では構造物に高い耐震性能が求められており，既設構造物に対して様々な耐震補強が施工される事例が増加している．本研究が対象とする増し杭工法は，既存基礎の周囲に新規基礎を構築・一体化する耐震補強工法であるが，新旧フーチングの接合処理に多大な労力を要していることが問題点として挙げられる．本研究では，新旧基礎の接合を不要とする合理的な増し杭工法の開発を目指し，実構造を模擬した3次元弾塑性有限要素解析を実施した．本稿では，増し杭を斜杭形式とした際の，両基礎の接合条件，フーチング形状，鋼製外殻による補強が両基礎の一体性に及ぼす影響を検討した．
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