令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤防災/斜面 (3)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 III-4 (幸町北4号館 415講義室)

座長:岩佐 直人(日鉄建材)

[III-103] 地下水低下の評価手法~実効雨量との比較による一例~

*木田 昌良1、川波 敏博1、秦 二朗1、村上 豊和2 (1. 西日本高速道路エンジニアリング中国、2. 西日本高速道路)

キーワード:実効雨量、地下水位、浸透水排除工

盛土の安定性には、地下水低下が大きく影響を与えるため、施工前後の地下水位データに基づく具体的な排除効果の確認が必要である。そこで、盛土の観測データを用い、「地すべり地下水排除工効果判定マニュアル(案)」に示す実効雨量による地下水低下の評価を行った。実効雨量と地下水位を比較した結果、必ずしも当日降った雨がすぐに地下水位に影響しているとは限らないことが分かった。実効雨量での判定を行うには、できるだけ相関を高くする必要があることから、降った雨が地下水位の高さに影響が出るのが1日後又は2日後と想定し、実効雨量算出式を一部変更して試みた。これにより相関性が向上し、より精度の高い効果判定ができた。

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