令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤材料・一般/土質安定処理・地盤改良 (5)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:村上 恵洋(不動テトラ)

[III-240] 複合ポリマー型地盤改良剤による改良強度推定のための分析手法の検討

*中野 駿1、後藤 彰宏1、坪内 隆太郎1、松井 智隆1、加藤 満2、後藤 宇2、大山 将2、小山 孝2 (1. 東亞合成株式会社、2. 株式会社鴻池組)

キーワード:液状化対策、薬液注入、注入材、アクリル酸マグネシウム、複合ポリマー、強度評価

液状化対策のための地盤改良工事は建造物の保全上の重要な技術である。近年、アクリル酸マグネシウムとポリ塩化アルミニウムの複合剤(複合ポリマー型地盤改良剤)が液状化対策に応用できることが確認されている。一方、液状化対策としての応用には力学特性の評価法の確立が課題となる。そこで強度推定のための分析的手法の検討を行った。手法としては、元素分析から注入材濃度を算出し、事前取得した強度データから強度推定を行う手法が考えられる。今回、AlとMgの分析から注入材濃度の推定を行った。結果、Mg分析は対象元素が十分抽出される点、ブランクサンプル中の対象元素が少ない点で注入材濃度の算出に適当であることが分かった。

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