シールドトンネル (1)

[III-28] 鉄道シールドトンネルの耐震検討における継手モデル化手法に関する一考察

*中里 大樹¹、坂田 智基¹、室谷 耕輔¹、津野 究²、藤田 輝一²、木下 果穂² (1. 中央復建コンサルタンツ株式会社、2. 公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード：鉄道シールドトンネル、セグメント継手、はり－ばねモデル、耐震検討、応答変位法

鉄道シールドトンネルの横断方向について，はり－ばねモデルを用いた応答変位法により地震時応答を算出する場合，セグメント継手は常時と同様の非線形領域を考慮しない回転ばね特性を用いることが多い．しかし，大規模地震かつ大断面になるとトンネルに大きなひずみが生じると考えられ，非線形領域を考慮しない継手モデルでは地震時応答を適切に評価できていないものと考えられる．さらに，継手構造も様々な種類があるため，設計をする上での非線形特性の設定が課題となっている．そこで本研究では，複線シールドトンネルモデルを対象として，セグメント継手の継手構造及びモデル化の違いに着目した試計算を行い，地震時応答の比較検討を行う．