トンネル (6)

[III-294] 動的遠心模型実験による3ヒンジ式プレキャストアーチカルバートの補強方法の提案

*山崎 旬也¹、野田 翼¹、石田 雅博¹ (1. 国立研究開発法人土木研究所)

キーワード：動的遠心模型実験、3ヒンジ式プレキャストアーチカルバート、耐震補強

平成23年東北地方太平洋沖地震において，3ヒンジアーチに損傷が高速道路で生じた。損傷事例を見ると頂部ヒンジ部においてコンクリートの剥落が生じているが頂部ヒンジ部を補強すると，ヒンジの回転を抑制してしまうこと，補強部材自体の剥落の懸念があること等から，脚部のみの補強で補強効果が得られるか動的遠心模型実験にて確認することとした。　実験結果からSTEP5程度の入力加速度以内においては脚部補強の効果は，アーチが縦断方向に一体化されることにより，アーチ天端部の応答加速度を抑えることが分かった。